7月27日(土)祭りの後・・・ぅう  
 
 


今日は町内会のお祭りでした。毎年この日は河原に屋台が並び、人がたくさん集まります。ママがこの町にやってくるまでは、友達と一緒に出かけていたのですが、今日はママと一緒に行く事にしました。ママも
「お祭りなんて、何年ぶりかしら?楽しみだわ♪」
と言って部屋に戻り、帰ってきた時は、浴衣姿になっていました。
「ママ・・・キレイ。」
・・・ママ浴衣なんて、持ってたんだ・・・でも麻衣は持ってないよぉ。と、そんな麻衣の気持ちに気付いたのでしょうか、ママが
「もう一着あるから、麻衣ちゃんも着てみる?」
わーい。ママはもう一着、持ってきてくれました。ママに着せてもらいました。ママの紺の浴衣と違って麻衣のは可愛いピンク・・・
「うふふ。よく似合ってるわ。麻衣ちゃんのはね、ママが娘の時に母に買ってもらったものなの。だから大事に着てちょうだいね・・・」

・・・それから、ママと一緒に河原へ行きました。そこはもう、人でいっぱいになってて、いつもの静かな河原とは全然違う賑やかな感じ・・・ママと一緒に屋台でご飯をたべました。ママは天ぷらうどんで、麻衣は焼そば・・・出てきた焼そばにお好みソースをかけようとしたその時、「ドーン」と花火の音がしました。思わず振り返ると川の方で綺麗な花火が上がっていました。ママも「あら綺麗ね。」とニコニコしていました。でもその時、
「うわー!!し、しまったぁ!」
花火の音で振り向いた時に、ちょうど焼そばにかけようとしたソースを浴衣にこぼしてしまっていたのです。
「・・・あらあら、麻衣ちゃん、やっちゃったわね・・・」
「ぅう・・・ごめんなさい・・・」
「もう・・・大事に着てねって言ったそばから・・・帰ったらお仕置きね。」
・・・それからママと花火を見ました。ママの浴衣を汚しちゃったのと、『
帰ったらお仕置き』と言われたので私はしゅーんとなっていましたが、ママはそんなに機嫌悪くありませんでした。「ほら、麻衣ちゃんあそこ、綺麗な花火ねー。」とか「ねぇ麻衣ちゃん、あれ見て。フェレットよ。可愛い〜買っちゃおうかしら?」なんて言われても、帰ってからのお仕置きの事を考えると、返事も上の空になりがちでした・・・

家に帰る頃にはもう忘れてるかなー、なんてちょっと期待していたのですが、家に帰るとママは腰に手を当てて、
「さ、麻衣ちゃん、わかってるわね・・・お転婆娘はお仕置きよっ。和室で正座して待ってらっしゃい。」
と恐い顔で言いました・・・ううっ・・・やっぱり覚えてました。私はすごすごと和室へ行きました・・・こうやって静かに正座していると、『麻衣は悪い子だったんだ・・・』
という反省の気持ちになります・・・部屋に入ってきたママは、手に物差を持っていました・・・ぁあ・・・今日は物差でぶたれちゃうんだ・・・
「麻衣ちゃん、今日のあなたは悪い子だったわね・・・」
「はい・・・ママ、ごめんなさい・・・」
「どうしてお仕置きされるのかしら?」
「ぁあっ・・・ママの大切な浴衣を・・・汚しちゃったから・・・です。」
「・・・そうね。でもね、ママは自分の浴衣を汚されたから怒っているではないの。麻衣ちゃんには、もっと物を大切にする子になって欲しいのよ・・・」
・・・ママの言葉に麻衣の心はきゅーんと締め付けられました・・・ママはこの浴衣をママのお母さんから買ってもらったって言ってました。確か
ママのお母さんは何年か前に亡くなったっていう事だから・・・この浴衣はママの大事な思い出の品なのです。それを麻衣の不注意で・・・
「ママごめんなさい・・・麻衣がいい子になるように、お仕置きお願いします・・・」
そう言って、素直にお尻を出しました・・・ピシッ!と音がして麻衣のお尻で物差が鳴りました。籐鞭ほど痛くありませんでしたが、10も数えるとお尻はもう痛くて痛くて、また泣いてしまいました・・・
「麻衣っ!姿勢が崩れてるわよ。あと2回だから、ちゃんとお尻を出しなさいっ!」
・・・お仕置きは12回で終わりました・・・。ママは物差を置くと、私を抱き締めてくれました・・・ママに優しく頭を撫でてもらいながら、私は涙声で「・・・ママごめんなさい・・・もうしません・・・」って素直に謝りました。

 
 
   
 
ハートまでキレイになるスキンケア。麻衣のホームページ「ココロノコスメ」
 
 
 
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